その他
3.国際福祉機器展&東京・お台場周辺編 (2005/9/27~29)
参加:松野、阿部(介助)
2005年9月27~29日、東京国際展示場「東京ビッグサイト」で「第32回国際福祉機器展」が開催されました。「国際福祉機器展」は毎年1回行われる、国内最大規模の福祉機器展示会です。今回は、最新の福祉機器を25,000点も展示するそうです。ジャンルも多岐に渡っていて、家庭用品(ベッド、トイレ用品等)から施設用機器(リハビリ、介護用機器等)、移動機器(車椅子や福祉車両等)他、何でもそろっています。
アクセス調査隊は9月28~29日、最新の福祉機器を見に東京ビックサイトに行ってきました。
○国際福祉機器展報告
会場の「東京ビッグサイト・東展示ホール」に入ってまず面を食らったのは、「入場登録用紙」に、住所、氏名 、電話番号、職種を記入して「入場登録」をしなくてはいけない事でした。「何で?」と思いましたが、とりあえず入場登録を済ませ、展示ホールに向かいました。展示ホールは大変な混雑でした(昨年、「東京モーターショー」に行きましたが、これほど混んではいませんでした)。通路がやや狭かったので余計そう感じたのかもしれません。2階のレストランには長蛇の列が出来ていました。多くの人は、売店で弁当を買って、ベンチで食事を取っていました。もちろん僕らも「ベンチ組」です・・・。
展示機器は最新のものを揃えているというだけあって、目新しい物がたくさんあり、見ていて飽きませんでした。展示数も膨大で、各展示機器のパンフレットをもらっていったら、大変な量になり、宅急便で送る羽目になってしまったくらいです。 今回、残念だった事が1つありました。写真撮影が禁止されていた事です(会場の雰囲気を撮るくらいはいいのでは?と思い何枚か撮ってしまいましたが・・・)。時々館内放送で、「撮影禁止にご協力ください」と言っていたのが印象に残っています。最新の車椅子や福祉車両の写真をお土産に持って帰りたかったのでがっかりでした。
入場登録用紙
展示ホール
メインストリート・ガレリア(2F)
パンフレットの梱包
○アクセス調査
水上バス
「国際福祉機器展」を見終わった後、パレットタウンに向かいましたが、その間の移動は「水上バス」を利用しました。
東京ビッグサイト・東展示ホールから案内図を見ながら歩いて約15分(スムーズに行けば10分かからないと思います)、「国際展示場乗り場」に着きました。切符売り場に職員がいたので、「パレットタウンに行きたい」と伝えました。「“パレットタウン乗り場”はバリアフリー工事がされていないので、階段がありますよ。大丈夫ですか?“ゆりかもめ”の方が安全ですよ。」とあまり行って欲しくなさそうに言われましたが、ダメなら引き返せばいいと思い、パレットタウン行きの水上バスに乗ることにしました。接岸した水上バスと乗り場の間には少し隙間と段差がありますが、介助者がいれば簡単に乗船出来ます。水上バスの乗り心地ですが、船特有のゆったりとした揺れはありますが、なかなか快適でした。
船に揺られること約10分。「パレットタウン乗り場」に到着しました。職員が言った通りバリアフリー化されていませんでした(下写真参考)。ただ、階段の「踏み面」が広い(車椅子1台が余裕で収まる)ので、手動車椅子であれば介助者1名で比較的簡単に上れると思います(20段くらいありますが・・・)。
水上バス「ジュビリー号」
船はロープで接岸
東京ビッグサイト乗り場
乗船場へのスロープ
「ジュビリー」船内(船尾部)
パレットタウン乗り場
乗船場入り口の段差
パレットタウン乗り場
出入り口の階段。
ゆりかもめ
今回の研修ではメインの移動手段として「ゆりかもめ」を利用しました。
「ゆりかもめ」はコンピュータの利用による自動化が特徴で、車両の運転は無人で行われています。駅構内にも駅員の姿は見られません。とはいえ、駅員がいないわけではなく、切符販売機に付いているインターホ ンを押して「車椅子です」と伝えると、どこからともなく駅員が現れます。
駅員は対応が親切、丁寧で、ホームまでの誘導、「ゆりかもめ」への乗降介助をしてくれました。もっとも、駅構内に段差がほとんどなく、広くもないので慣れると駅員の手助けなしでも簡単に利用できると思います。今回利用したのは、青海駅、台場駅、お台場海浜公園駅、竹芝駅、汐留駅ですが、いずれも車椅子での利用は容易でした。
切符販売機
ホーム
○観光
パレットタウン
「パレットタウン」は、ヴィーナスフォートや大観覧車など数施設で構成されています。全体的に女性向け、カップル向けの所で、実際カップルだらけでした。男性2人組みの僕らは浮いていたかも・・・。
「パレットタウン」ではまず、名物の「大観覧車」に乗りました。ゴンドラは車椅子用を選択しました。搭乗口までの案内からゴンドラの乗り降りまで職員が介助してくれるので、問題なく利用できました。観覧車からの眺めも幻想的ですばらしかったです。その後、「ヴィーナスフォート」を散策しました。「ヴィーナスフォート」は「中世ヨーロッパの町並みを再現したショッピングモール」で、女性向けのお店が立ち並んでいました。驚いたのは、天井に「空」がある事でした。この「空」はコンピュータ制御されていて、一定時間ごとに昼空、夕空、夜空と変化するらしいです。一通り見て回った後、夕食を取り、ホテルに帰りました。
パレットタウン
ヴィーナスフォート1
ヴィーナスフォート2
大観覧車・ゴンドラ搭乗口
車椅子対応ゴンドラ
大観覧車から見た夜景
日テレタワー
「日テレタワー」ではまず、グッズショップ「日テレ屋」で買い物をしました。その後、日本テレビの開局50年記念企画として「ズームイン!!SUPER」から誕生した「汐留らーめん」店に入りました。店の入り口は狭く、多少段差もあるので、入る時は少し苦労しました。店内にも段差があり(下写真参考)、カウンターにたどり着くまで少し手間取りました。しかし、その分?ラーメンはおいしかったです。苦労してでも食べる価値はあると思いました。
汐留らーめん店
店内の段差
店内
汐留らーめん
フジテレビ
最後に、お台場の“顔”「フジテレビ」に行きました。まず「インフォメーションセンター」でエレベーターの場所を聞いて「スタジオ プロムナード」を見学しました。ここには実際のテレビ番組で使用された道具などが展示されていました。撮影準備中のスタジオも見ることが出来ました。その後、球体展望室へ行き、約100Mの高さからのお台場の眺めを堪能しました。
「フジテレビ」には要所要所にスタッフがいて、誘導や移動介助をしてくれるので快適に見学することが出来ました。
フジテレビ
インフォメーションセンター
スタジオ プロムナード
球体展望室
展望室から見たレインボーブリッジ
自由の女神